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京商家の暮らしには、今でも少しばかりは、古きよき時代の日本人の暮らしの心得というものが残っているように思います。それは、とくに食にかかわるところで感じることができます。
わたしの生家は江戸時代に創業した呉服商でしたが、日々の暮らしぶりは、備忘録に細かに記されています。その帳面の冒頭には、年間を通しての決まりごとが綴られています。毎日の食事は、『朝夕茶漬け 香物 昼一汁一菜 但し9月10日より3月2日迄朝茶粥』と定められていました。室町界隈の呉服商の食のあり方は-京都三条室町は聞いて極楽きてみて地獄お粥かくしの長暖簾-という歌にもあるように、質素倹約につとめられていたものでした。
社会のあり方は当時と現代とではまったく違ってはいるものの、こうした慎ましさを、わたしたちは、もう一度、見直すべきではないでしょうか。人間としての分相応な矜持を持つこと、感謝の思いを持つことがいかに大切なことであるか。その気付きが、エコといかに上手につきあうかが大きな課題である今のわたしたちには必要なのかもしれません。
エコの成果は、目にはみえづらく実感がしにくいもの。このサイトは、楽しく上手なエコ暮らしを導いてくれるものと期待しています。このサイトをたよりに、ぼちぼち、ゆきまひょ。
● ならや日記(杉本節子さんのページ)>>http://www.sugimotoke.or.jp/naraya/user1.html